池田町には、昼に遊んで夜は寝るだけ、という滞在がもったいない自然があります。 その朝と夜を案内するのが清野慎太郎です。町内で「変な生き物を捕まえて食べる人」として知られる、 変なメガネの名物ガイド。まずは、彼の休日をのぞいてみてください。

「どんな人がガイドしてくれるの?」——その答えは、言葉より一本の動画が早いかもしれません。 相棒・フォト川さんが撮るYouTube「ASUWAGAWA BASE」の一日。4月の足羽川で、山菜を採り、渓流で魚を釣り、 川辺でそのまま天丼にして食べる。これが、清野慎太郎の"ふつうの休日"です。
※撮影・編集は相棒のフォト川さん。画面の中で山に分け入り、川に立ち込んでいるのが清野です。
山菜の名前がわかる。魚が釣れる。火をおこして料理ができる。図鑑ではなく、移住以来ずっと池田の自然を"使いこなして"きた手ざわりの知識。だから彼の案内は、ガイドブックには載っていません。
そして、気前がいい。お気に入りのルアーをあっさり相棒にあげてしまうような人。——一日を一緒に過ごしたくなる、というのがいちばん近い説明かもしれません。

清野慎太郎は、東京・足立区でうまれ育ちました。生き物が好きで自然系の専門学校に進み、2021年、19歳の年に、縁もゆかりもなかった福井県池田町へ移り住みます。
移住してからは、休みの日は川へ魚を、山へ生き物を探しに行き、冬は雪の中を歩く——その繰り返しでした。
「池田には何もないけれど、何でもある。」
川を覗けば魚、山道を歩けば新しい発見、季節が変われば遊びも変わる。都会ではお金を払っても手に入らない豊かさが、ここにはある。それが暮らすうちにいちばん確かになった実感だと、彼は言います。
だからコルリをはじめました。自分が見つけた池田の面白さを、今度は訪れる人へ手渡す。それが彼の言う「池田町への恩返し」です。
ただ面白いだけじゃ意味がない。本気で地域や自然と向き合って、それを行動で示していく。 「この人が好きな池田を、自分もちょっと見てみたい」——そう思ってもらえる存在になりたい。 ── 清野慎太郎
何も無い町だからこそ、なんでもある町。その入口に立つのが、彼の役割です。 朝の森で野鳥のさえずりを聴き、夜の森で生き物の気配を感じ、足羽川を五感で歩く。 池田の朝と夜を、いちばん面白がっている人と一緒に。